女子中高生に大人気!動画配信プラットフォームMixChannelとは?

動画配信プラットフォームのMixChannelは、スマートフォンで撮影した10秒の動画を共有するサービス。アプリおよびWebでの月間再生回数が5億回を超えるといわれています。利用者の9割が10代で、なかでも女子中高生に人気だそう。今回はその人気の秘密に迫ります。


MixChannelってどんなサービス?

スマートフォンで撮影した10秒動画を共有するMixChannelは2013年12月にスタート。動画配信プラットフォームとしては後発組に入ります。
サービス開発を手掛けた福山誠氏は、ランチを軸にしたマッチングサービス「ソーシャルランチ」の仕掛け人でもあります。
同氏のインタビューによると、2011年ごろから「画像共有サービスの次は動画が来る」と感じていたところ、2013年には6秒という非常に短い尺の動画を共有するサービス「Vine」が登場。これをきっかけに、「短い尺の動画をオートプレイで見せる」ための日本らしい動画配信プラットフォームの開発を進め、MixChannelに至ったといいます。
2015年4月時点では、MAU(月間アクティブユーザー)が380万人、月間の動画再生回数は5億回という人気サービスに成長しました。スマートフォンアプリからのMAUだけでも150万人に達しており、人口比でいえば、女子中高生の2人に1人が利用しているといえます。


人気の始まりは「リア充動画」だった

MixChannelで人気の動画ジャンルは「おもしろ動画」と「カップル動画」。ティーンエイジをとっくにすぎたビジネスパーソンには、「カップル動画とは何ぞや?」と思われるかもしれません。
始まりは、1人の女子大生らしきユーザーの投稿した動画から。彼女が投稿した彼氏といちゃつく動画はユーザーの間で話題を呼び、中高生カップルがイチャイチャしたりキスしたりする“リア充”なカップル動画がたくさんアップされるように。カップル動画はMixChannelの一大人気ジャンルになりました。
福山氏によると、最近の若者の間には、Twitterのアカウントをカップルで共有する「カップルアカウント」という文化があるそうで、カップル動画もこの流れに乗ったものといえそうです。
MixChannelの特徴のひとつは、こうしてあるユーザーが投稿した動画が気に入られたり話題になったりすると、「リメイク」「コラボ」といった機能を使って、ほかのユーザーがマネをしてどんどん同じような動画を投稿し始めるという点だといいます。その結果、動画を投稿したことのあるユーザーは、なんとサービス利用者の全体の3割を超えるそうです。ほとんどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)では、投稿率は1割以下といわれていますので、この割合は驚異的です。
また、ユーザーの60% 以上がSNSやメッセンジャーで100人以上の友だちを持っており、SNSとの親和性が高いのも特徴のひとつ。
セレブやスター的な投稿者がいるわけではなく、同年代の等身大の「おもしろい」や「かわいい」が詰まった動画。それをマネしたり、マネされたり……という、ある意味「内輪受け」ともいえるコミュニティー内でのやりとりこそが、MixChannelの人気を支えているといえるでしょう。


プレミアム動画広告サービスでマネタイズ本格始動

MixChannelは今年4月から、モバイル向け動画広告プラットフォーム事業を手掛けるFIVEと共同で、プレミアム動画広告サービス「MixChannel プレミアム動画広告 powered by FIVE」を開始。本格的な広告による収益化に踏み切りました。
サービスの本格運用開始前から、米IT大手のグーグルや大手人材会社などが、ブランド認知キャンペーンやアプリのユーザー獲得を目指して利用を開始しており、その注目度の高さがうかがえます。
利用者の9割が10代というターゲットがはっきりした動画配信プラットフォームだけに、そうしたユーザーへのリーチを目指しているクライアントにとっては、動画マーケティング効果が確実に見込めるサービスとして、今後人気を博すことが考えられます。



参考: