感動、喜び、そして悲しみ……涙で伝える泣ける動画メッセージ特集

「涙」というのは本当にピュアな存在。人々の心を動かすことができなければ、得られないものです。そう考えると、CMという限られた短い時間のなかで、視聴者の心を捉えて涙を流させるということは、伝えたいメッセージが届いたという証しではないでしょうか。今回はYouTube動画のなかから、「涙なしでは見られない」心に残る動画広告を日本・海外の両方からお届け。それぞれの動画について、成功につながったポイントを見てみましょう。

 

Duracell

乾電池はいたるところにあふれているし、日常生活でその存在をあまり意識することはないかもしれません。しかしその乾電池にすべての思いを託して、誰かを笑顔にすることもできることを思い出させてくれるがこの動画です。パパに会えた子供の幸せそうな笑顔を見ると、思わずホロリ……と感動します。

この動画の特徴は、直接的に「乾電池」を売り込むのではなく、「いつでもあなたのために、そこにいる」というキャッチフレーズをメッセージにしたこと。「乾電池のある生活」という当たり前の日常に、特別な意味を持たせてくれます。

Vizer

店の前に居座るホームレスは、店主からすれば迷惑極まりない存在です。毎日毎日邪魔者のように毛嫌いしてきたホームレスですが、ある日突然姿を消してしまう……そのとき監視カメラが映しだしていた真実とは……。

ストーリー性に富んだ動画と「表面だけでは見えない真実がある」という強いメッセージが印象的な動画です。監視カメラというと「悪いことを捉える」というイメージが強いなか、真逆の「正しい真実」「美しい真実」を映しだした着眼点にも学ぶことができるのではないでしょうか。

 

東京ガス

「母のお弁当」といえば、日本人にとってスペシャルな意味を持つ文化ともいえるもの。そのお弁当を通じてメッセージを送り続ける母の愛情を描いた動画は、つい自分の学生時代を思い出して胸が熱くなります。「お弁当には愛が詰まっている」という当たり前すぎてなかなか気がつけない大切なことを教えてくれます。そして「誰かに自分もお弁当を作ってあげたいな」と思わせてくれます。

また、「お弁当に関する思い出」という特別なポイントを突くことで、動画の内容に感動して涙を流すだけでなく、視聴者がそれぞれの心に持つ、特別な思いにも涙を流すことができます。

 

東山堂

息子の結婚式のために自分ができること……口下手で真面目なお父さんが、息子夫婦の晴れの日のために、一生懸命頑張る姿は、見る人に「自分もこういうことがやりたい」「こういった感動を人に与えたい」というモチベーションを与えます。

結婚式の場でサックスを吹き鳴らすお父さんの姿に、見る人は大きな感動を覚え胸が熱くなってしまいます。「口下手なお父さん」「いつもはその存在価値がちょっと薄いお父さん」そんなありきたりの父親が輝くこの動画は、「普通の人」の心に「頑張ればできる」とエールを送ってくれるのではないでしょうか。

John Lewis

「クリスマス」というどこか華やかで心躍る季節。でも世界中に寂しい思いをしている人がいるのも現実です。そんな人たちのことを、このスペシャルな日だからこそ考えてあげてほしい。女の子のピュアな気持ちを絶妙に表現したこのビデオは、そんな素敵なコンセプトを伝えてくれます。

月にいる「あの人」のために一生懸命頑張る女の子の姿と、それにぴったりのちょっと切ないBGM。女の子の努力は果たして実るのか……起承転結をしっかり考えて構成されたストーリーは、視聴者の目をくぎ付けにすることに成功しています。

「涙」に訴え、メッセージを届けよう

動画マーケティングにとって「伝えたいメッセージ」を持つことは、成功への重要な基本です。そのメッセージをクリアに伝え、見る人の心に残すために、真の感情から生まれる「涙」に訴えかけてみましょう。

参考: