アメリカの大手ECサイトZapposから学ぶ動画活用法5つ

Amazonが2009年に買収した、「Zappos.com」(以下、Zappos)。アメリカで最も成功している靴のECサイトと言われており、動画を積極的に活用しているのが1つの特徴です。一体、動画をどのように活用しているのでしょうか? Zapposの動画活用法を参考に、ECサイトの売り上げをアップさせるための動画の作成ポイントをまとめてご紹介します。

 

ECサイトの動画を作成するポイント5つ

1.    シンプルに作って、本数を増やす

動画を作ろうと意気込むと、手の込んだ難しいものを作らなければいけないイメージが強くなります。しかし、Zapposの動画を見ても分かる通り、1人の女性が白い背景の前に立ち、商品を持ちながら話しているだけ。最初から完璧な動画を作ろうとすると、時間もかかり作成が進みませんが、Zapposの動画を参考にして、目の前のお客様に商品の良さを1分間で伝えるだけの簡単な動画を作成してみてはどうでしょうか? 商品を紹介する動画のパターンを決めておけば、ECサイトの他の商品にも応用することができます。

2.    1分~2分以内にまとめる

取り扱い商品数の多いECサイトであれば、通常お客さんはいくつかの商品を比較しながら買い物をするはずです。そんななか、それぞれの商品の動画時間が長いと途中で見るのに飽きてしまうかもしれません。そうならないためにも、動画の長さは約1分、長くても2分以内にまとめるようにしましょう。最初から時間を制限すれば、簡潔に伝える必要に迫られ、結果として要点がまとまったコンパクトな動画に仕上がるでしょう。

3.    お客様目線で商品の良さを伝える

ZapposのCEO Tony Hsieh氏は、「商品ではなく、お客様にフォーカスすることが大切」だと言います。多くの企業はついお客様の目線ではなく、自社の商品やサービスを紹介することに意識が行ってしまいがちです。Tony Hsieh氏は、自社のECサイトが扱う「靴」以上に、最高のカスタマーサービスを提供することを第一に考えていると言います。会社のスタッフのケアを大切にするなど、Zappos独特の企業理念が最高のサービスを生み出している源になっています。

4.     会社のスタッフが動画を作り、疑似体験をさせる

動画を作成するためにわざわざアナウンサーやタレントなど、芸能人を起用する必要はありません。Zapposの動画の出演者を見ても分かる通り、会社のスタッフがマニキュアを塗り、軽いお化粧をして、商品の解説をしています。アパレルショップのお姉さんのような振る舞いで商品を説明してくれるからこそ、ECサイトで買い物をしていながらも、まるで店舗に訪れて店員さんからおすすめの商品を教えてもらっているような親しい感覚になります。スタッフによっては、「今すぐカートに入れれば、明日にはこの商品はあなたのものよ!」なんて軽いジョークを言っている動画もあります。お客様が動画を楽しめるからこそ、何度も訪れたくなるECサイトになるのではないでしょうか。

5.    知りたいポイントをくまなく紹介する

Zapposの動画のうまいところは、1分という短い時間のなかで「お客様が知りたい」ポイントを解説していることです。靴であれば、見た目はもちろん履きやすさを気にする人が多いと思います。そんな不安を解消するために、靴を曲げて柔軟性を、靴の中を触ってクッションの良さを伝えるムービーが掲載されています。動画を見てもらうことで、画像では判断しにくい履き心地をしっかりとアピールできるのです。また、カバンを紹介する動画であれば、かばんの持ちやすさや、ポケットがどこに何個ついているかなどを詳しく説明してくれます。このように、ECサイトで紹介している写真だけでは知ることのできない商品の魅力が分かるのが、Zapposの動画の強みになっているのです。

 

商品が欲しくなる動画を作ろう

Zapposで掲載しているムービーは、1分という短い時間のなかで「お客様の知りたい!」をしっかり解説してくれます。サイト内の画像だけでは分かりづらい商品の売りや魅力を、短い時間でしっかりと伝えられるのは動画ならではと言えるでしょう。ネットショッピングを利用する人の多くは買い物にかける時間が少ないため、知りたいことをすぐチェックできる動画は重宝されるのです。

Zapposが動画に取り入れている5つのポイントを参考に、さっそく自社のECサイトにも動画を取り入れてみてはどうでしょうか? 1分間の動画であれば、一度にまとまった数を作成することができます。最初から完璧なものを目指そうとするのではなく、あとから改善を目指すつもりで、作り始めてみましょう。

 

参考: