急成長の動画キュレーションサイト4選

収集した情報を特定のテーマに沿って編集して、新たな価値を見いだすキュレーションメディア。動画コンテンツに特化したこのようなキュレーションメディアが、近年育ってきています。ジャンルやテーマによって細分化された動画コンテンツを集めるメディアが、これからますます進化していく予感がします。国内外で注目されているキュレーションサイトを4つチョイスしてご紹介します。

キュレーションで新たな価値を

そもそもキュレーションは、美術館や博物館で多く使われている言葉。展示会のコンセプトを決め、それに合致する、またはインスパイアされた作品を選ぶという意味で使われています。その専任者のことを「キュレーター」とも呼んでいるので、聞いたことがあるかもしれません。自分では作品は作らずとも、その時々に人々が必要とするコンセプトで作品を選びまとめることで、新たな価値を作るという動きが、動画サイトで起きています。
こうしたトレンドはクラウド化がキーワードになったWeb2.0型メディアの最大の特徴といわれ、それ以前のWeb1.0型では自身で動画を制作しないかぎり、そのようなメディアはアプリケーションソフトを提供するほどの会社規模でないと不可能でした。そういう意味でもYouTubeの台頭は、世界規模で社会に大きな影響を及ぼしています。

今注目の動画キュレーションサイト

昨年から国内外でメディアとして注目されつつある動画キュレーションサイトをジャンル別に4つ選びました。

Rettely

キュレーションの原則であるコンセプトに基づいたチョイスという点から、海外のサイトRettelyをまず紹介しましょう。デンマークやアメリカ、オランダ、南アフリカなどに在住するキュレーターがピックアップした映像を、高画質でまとめています。アドレナリン、音楽、ブランディング、フード、ショートドキュメンタリー、テクノロジーなどの10ジャンルに分けて掲載しています。スタイリッシュでエッジな映像が、ジャンル別にシャッフルで再生できます。センスを感じるサイトです。

Educeed.com

サイト名からも推測できるように学習系の動画キュレーションサイト。スマートフォン(スマホ)やタブレットで場所を問わず繰り返し見ることができるネット動画の特性を考えたとき、このEduceed.comのようなキュレーションサイトがもっとあっていいでしょう。語学、料理、メイクの分野は特に動画のメリットをいかした使い方ができるので、メディアとして期待したいところです。

Clip A Day


サイト名から察しられるように、毎日最も口コミで再生の多かった動画を、ジャンルごとにピックアップして紹介しているサイトです。音楽や人、スポーツ、テク&サイエンス、オモシロ動画、映画など11チャンネルで分けられていますが、特に人気なのがランダムビデオクリップ。その日で最も口コミされた動画をランダムに見るというもので、笑える動画を毎日楽しめます。Facebookで共有するネタ元サイトとしてもおススメです。

videlicio.us


「食と旅」をテーマにした動画のキュレーションサイトです。ただ料理の手順や旅の紹介をする動画という訳ではなく、おしゃれでセンスの良い映像は「こういうライフスタイルをおくりたい」という気持ちにさせてくれます。また、サイト内の動画を企画し制作しているクリエイターたちに施設や楽曲などを提供するという支援も行っています。さらにイベント開催しコンテンツの収益化をしていくようです。

期待したいボーダレスな動画キュレーションサイトの登場

今回、紹介した4つの動画メディアサイトは、「高画質」「学習のための動画」「口コミの多い動画をピックアップする」「明確な着眼点」というコンセプトでまとめられていました。でも、世の中にはまだまだいろんな動画が存在するはず。「こんな動画ありました」と紹介するだけでなく、動画からインスパイアされた何かを価値あるものにしていける、新しい方向へ伸びていくメディアがもっとでてくるのではないでしょうか。動画は、軽々と国境を越えていきます。多言語で価値観を世界と共有できる新たなキュレーションサイトの登場を期待しましょう。

 

参考: