店舗集客の新理論、O2Oマーケティングとは?

オンラインクーポンやFoursquare(フォースクエア)といった位置情報サービスなど、近年ネットを使ったリアル店舗への店舗集客サービスが、次々と登場しています。こうした、オンラインからオフライン(リアル店舗)に送客するマーケティング手法を「O2Oマーケティング」と呼びます。今回は、このO2Oマーケティングに動画を活用する事例について紹介します。

O2Oマーケティングとは?

O2O(オーツーオー)とは、「Online to Offline(オンライン・ツー・オフライン)」の頭文字をとったもの。O2Oマーケティングが注目を浴びるようになった背景には、スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末の発達があります。
スマートフォンの普及で、例えば、営業回りの途中で時間が余ったからお茶をするお店を探す、初めて行った場所でおすすめの飲食店を探す、今日近くのシネコンでやっている映画を探す……など、ちょっとしたことを知りたいときに、街中や店舗内で、気軽にネット環境にアクセスできるようになりました。また、GPS機能によって、現在位置が特定できるようになったため、初めての場所でも迷わずお店に行けるようになり、行動範囲が広げるきっかけとなっています。
また、O2Oマーケティングを後押しする存在として、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の存在は欠かせません。「SNSで友達がシェアしていたから、クーポンを使ってみた」というふうに、ネット上でどんどん口コミが広まり店舗集客につなげられます。

店舗集客に使える!動画を使ったO2Oマーケティングの事例

「経験」を動画でシェアする

テーマパークのユニバーサルスタジオジャパンでは、2013年のハロウィーンに合わせて開催した特別イベントの参加者がイベントで動画を撮影し、それを6秒間の動画共有サービス「Vine」にアップ。さらに、TwitterやFacebook上に投稿することで参加できるキャンペーンを実施しました。
キャンペーン期間中に投稿された動画は「みんなが体験した恐怖の6秒」と題して特設サイト上にまとめ、イベントに参加できなかった人たちを来園させる動機づけを行っています。
Eコマースが発達したとしても、テーマパークで味わう楽しさや思い出は、ネット上では購入することができません。「経験」を売るテーマパークだからこそのO2Oマーケティング手法といえます。

お店の動画を撮影してみよう

ユニバーサルスタジオジャパンのように、飲食店やマッサージ店、ネイルサロンなど、物販だけではなくサービスを売る店舗も、動画を使ったO2Oマーケティングとは親和性が高そうです。
店舗の紹介動画を撮影する場合は、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 店の特徴を手短に伝える
    どういうサービスがあるか、特にこだわっている点など、お店の特徴を端的に伝える。
  • 交通アクセス手段を伝える
    住宅街にある隠れ家的なお店や、繁華街でも雑居ビルの中などわかりにくい場所にある場合、最寄りの交通機関からのアクセスを動画で伝える。
  • 店舗の外観、インテリアなどの雰囲気を伝える

店舗にアクセスするときに必要となる外観のほか、店舗内の設備やスタッフの紹介、実際にサービスを行っている場面などを撮影し、お店の雰囲気を伝える

  • メニューの紹介
    飲食店であれば、看板メニューを紹介する。こだわって作っている場合は、その過程も紹介するとより臨場感が出る
  • 顧客へのメッセージ

初めて来店する人の不安を払拭し、背中を押すためのメッセージを伝えましょう。こちらも手短にするのがおすすめです。

まとめ

インターネット上でさまざまなことを完結できるようになった今だからこそ、リアル店舗にわざわざ足を運んでもらう価値、また、どうやって来店を促すかといった動機を考えていく必要があります。動画は、文字や写真よりもずっと情報量が多く、さまざまなことを伝えられます。こうした時代だからこそ、動画を使ったO2Oマーケティングを、マーケティング手法として取り入れてみる価値があるといえます。

 

参考: