YouTubeで人気の動画広告に共通するポイントとは?

動画を配信する媒体として無視できないYoutube。今や広告媒体としても、注目されています。2013年3月から2014年4月までの12ヶ月間で再生回数トップ10だった広告は総計で6億2千ビューだったそうです。一体どんな動画がTOP10入りし、視聴者の目に留まるのでしょうか? 2013年にYouTubeでTOPの再生回数を誇っていた動画たちから、心をわし掴みにする動画広告の共通点と制作手法を探ります。

 

TOP10動画に見る、見られる動画のポイント

上位に名を連ねる動画広告の特徴として、「続きが知りたくなるストーリー仕立てであること」が挙げられます。単に広告としてではなく、まるで短編映画を見ているかのように動画を楽しめるのです。一度見始めたら最後。続きが気になり、結局全部見てしまうという罠にはまってしまうのです。 ここで再生回数1位の『Kobi Vs. Messi: The Selfie Shootout』を見てみましょう。

 

 

有名サッカー選手のリオネル・メッシとバスケットボール選手のコービー・ブライアントが旅をしつつ、各国で撮影した写真を送り合い、そして旅先で顔を合わせるという動画広告です。有名スポーツ選手として世界を飛び回る2人を起用したことで、世界中に訴求できる動画になっています。また見終わると「海外旅行って楽しそう」という気持ちにさせられるのも確かです。動画の最後に航空会社の紹介が流れますが、メッシとコービーのやり取りが印象に残るので“広告”を感じません。にもかかわらず、結果として広告主の「トルコ航空」の名前はなぜか頭に強く残ってしまうのです。通常の、航空機の乗り心地や価格をPRする動画では、こうはいかなかったでしょう。売り込みではなく、「印象に残る」を意識して作られた動画広告の方が、視聴者には響くのがお分かりいただけたでしょうか?

 

日本一のYouTuber HIKAKIN氏も!?

最近CMでお茶の間の認知度を高め、今や日本一のYouTuberと呼ばれるHIKAKIN氏。彼も、印象に残る動画制作」を実践しており、企業とコラボした動画広告を多数投稿しているのだとか。

例えば、これ。まったく広告という感じがしません。

 

 

言うなれば、バラエティ番組の1場面のような、笑いを誘う内容になっていますね。大人が見ると「なんだこれ?」と首をかしげるかもしれませんが、アイスクリームの『ロッテ 爽』を好きであろう小学生にはウケること間違いないでしょう。基本的にHIKAKIN氏の動画は、小・中学生が楽しめるレベルにしてあり、これが『ロッテ 爽』のターゲット層と合致するので実現した広告と言えます。ターゲットを絞ることは、動画を作成する際の最重要ポイント。誰でも楽しめるものは、誰の心をつかむこともできないままということが多いですからね。「誰に見て欲しいのか」「誰向けなのか」は、事前にしっかりと設定しましょう。

またこんなパターンの動画広告も。

 

 

こちらは作り以外にも、広告を感じさせない要素を含んでいます。実は同じようなタイトルの動画が何本も投稿されていて、「超巨大な□□を××してみた!」でシリーズ化されています。そのため「超巨大なダース作ってみた!」も、またあのシリーズのものだと思い、つい視聴者は見てしまうのです。

また2本の動画に共通しているのは、テンポの良さ。ダラダラしたものや単調なものは、見ている側を飽きさせてしまいます。しかし、HIKAKIN氏のように、テンポの良いナレーションや効果音などを編集で入れることで、最後まで見てしまう動画に仕上がるのです。同じ商品だとしても、ちょっとした工夫で動画の印象も、商品の印象も変わると、覚えておきましょう。

 

広告であったとしても、楽しさを追求して

YouTubeを見ていると、ついつい時間を忘れて見入ってしまうという経験が、あなたにもありませんか? それはただ投稿されている動画だけでなく、動画広告であっても同じ。いかに印象に残るような楽しさを感じられるストーリーであるかが、ポイントとなるのです。日本一のYouTuber HIKAKIN氏のように、ターゲットの心を掴む動画が作成できれば、結果として広告主に名前を覚えてもらえるきっかけになるでしょう。「相手を惹きつける、楽しい動画」を念頭において、制作にあたってくださいね。

 

 

 

参考:

➢    These Are The Top 10 YouTube Ads Of The Past Year (And They're Actually Pretty Good)

➢   カリスマYouTuberの稼ぎっぷりが凄い Hikakinは年収5千万、海外では4億円突破も

➢   国内No.1ユーチューバー・HIKAKIN、テレビだと「萎縮しちゃう」