次世代の動画「ハウルビデオ」に見る、レビュー動画を作る方法

アメリカのティーンの間で爆発的人気を誇っている「ハウルビデオ(Haul video)」と呼ばれている動画があります。日本ではまだ馴染みが薄い、このハウルビデオの特徴とマーケティングに与える影響をご紹介しつつ、ハウルビデオのようなレビュー動画を作る方法を考察してみました。

 

 

ハウルビデオの3大特徴

特徴をより分かりやすく理解してもらうために、まずはアメリカのティーンエイジャーの間で圧倒的な人気を誇り、YouTubeチャンネル登録がレディ・ガガをしのぐほど注目されているBethany Motaさんの動画を見てみましょう。

 

 

この動画を参考にしつつ、ハウルビデオの特徴を挙げてみました。

 

  1. 商品の本当の姿が伝わる

上に挙げた動画からもわかるように、ハウルビデオの多くは商品を褒めるだけではなく、衝動買いしてしまった後悔や自分には適さない箇所、気になる点などを早口で伝えています。オススメの点もデメリットも、本音でカメラの前で話すということもあって、販売側からは恐れられているようですが、広告宣伝を目的としていないぶん、商品の本当の姿が伝わってくるのです。また、作られた文章を読むのではなく、率直に自分の言葉で伝えているため、どんな商品かがより伝わってきます。

 

  1. 商品の良さだけでなく、ちょっと気になる細かい情報が得られる

普通のレビューでは、商品の良さだけを端的に伝えるものが多くあります。しかし、ハウルビデオでは、買った服を見せるだけでなく、購入場所、なぜ買ったのか、特に気に入っている点、素材、デザイン、用途など、かなり細かいところまでを紹介しています。そのため商品の良いところも悪いところも含め具体的に知ることができ、実際に買うときの判断基準にできるのです。

 

  1. ファン層が広い

動画を見てもらえばわかるように、Bethany Motaさんの早口で、遠慮なく語り尽くしていくスピーディーな展開が魅力の1つとなっています。そのため、商品レビューを見て買い物の参考にしているティーンもいれば、動画の展開が好きで視聴している人もいるようです。ティーン層だけでなく、小さいお子さんやキャリアウーマンなど、幅広い層にわたりファンがいます。

 

ハウルビデオによる、アメリカでのティーン世代のファッションマーケティング

商品の本当の姿を伝える動画がティーン世代で爆発的に人気となったことを受け、最近ではファッションメーカーやコスメ企業が人気ハウラーに自社商品を体験してもらい、ビデオでしゃべってもらうといった新たな動画マーケティングが人気になっています。

実名で自身の顔を動画で映しているハウルビデオは、匿名の口コミよりも信頼性が高いために支持されているようです。実際に、衣料品の売り上げの57%がこうした口コミ動画からきていることが、Googleの調査結果で明らかになっています。 YouTubeには60万を超すハウルビデオがアップされていて、現在アメリカの最大手チェーンストア「ウォルマート」も人気ハウラーをマーケティングに採用しています。前述のBethany Motaさんはハウルビデオだけで年収4000万円を稼ぐと言われています。

 

ハウルビデオのような、レビュー動画の作り方

スタイリストもカメラマンも映像編集者も使わずに、すべての過程を自分で行えることがハウルビデオの最大の特徴です。これまでご紹介したハウルビデオの特徴を踏まえつつ、切れ味抜群のレビュー動画を作る方法を考察してみました。

 

  1. カジュアルな場所で、アングルは固定して

まずは、ハウルビデオのようなカジュアルな雰囲気を作り、身近な印象を与えることを意識しましょう。ベッドの上で何もないというが、ハウルビデオで多い背景です。一度カメラで撮影して、確認することも忘れないようにしてください。場所とアングルが決まったら、スマホ専用の三脚で固定しましょう。今流行りの自撮り棒では、動画がブレてしまう可能性があるので避けるようにしてください。

 

  1. とにかく表情豊かに話し始めて

ハウラーたちの動画からわかるように、とびっきりの笑顔で元気良く話すようにしましょう。ただ、笑顔だけで話し続けるのでは、見ているほうも飽きてしまいます。家族や友人に話しかけているように、ややオーバーリアクション気味に表情豊かに話すことが大切です。「友人に話すように」と言っても、極端なタメ口だと、視聴者が聞き取れないこともあるので気をつけてください。

 

  1. トークは本音で

外国人にくらべて日本人が苦手としているのが、本音を話すということ。視聴者は「本当にそれを買っていいのか?」が知りたいのですから、隠さず本当のことを伝えるように意識してください。「可愛かったから」という理由だけでなく、ディテールを示しながら自分の感覚とイマジネーションを総動員して、言葉を捻り出すことに挑戦してみましょう。褒めるばかりではなく、改善点を笑顔でサラッと伝えられるとベストですね。

 

  1. まずは3つのアイテム紹介から挑戦して

最初に挙げたハウルビデオのように、いくつもアイテムを紹介するのはハードルが高いもの。なので、まずはアイテムを厳選して、3つくらいから始めましょう。一緒の商品と比較することができるので紹介しやすくなりますし、見ていて飽きないくらいの長さで収められるのではないでしょうか?

 

注目度が高くなっている、レビュー動画

アメリカでは、ハウルビデオのようなレビュー動画ばかり集めたサイトの人気が高まってきています。ショッピングの前に値段をネットでチェックするといった時代から、価格のほかに購入者の生のレビューをいくつか見てから買い物するといった時代へと変化してきているのです。注目度が高まるレビュー動画を作る方法を知り、自社の今後のマーケティングに是非活用してください。

     

参考:

September Favorite2013!!

ハウルビデオ(消費者が作成する本音ビデオ)とソーシャルコマースに関するまとめ | オルタナティブブログ